誰でも作れる江戸末期からの家系図

誰でも作れる江戸末期からの家系図

Q
特別な家じゃなくても調べられるのでしょうか?
A
日本国民であれば、誰でも可能です。

現在の戸籍を代々さかのぼると、古い時代のご先祖様の戸籍を取得することが出来ます。
当店ではその取得した戸籍をもとに家系図を作成しております。
戸籍は誰にでもありますので、家柄など関係なく調査は可能です。

明治に始まった戸籍制度

戸籍は個人に関する証明書です。
「いつどこで生まれたのか、親はだれか、結婚しているか、子供はいるか」などのほか、日本国民であることも証明しています。あまり知られていませんが、この戸籍制度は明治時代に始まったのです。

今、残っている明治の戸籍

戸籍が初めて作られたのは明治5年です。しかし、この戸籍は現在見ることができません。
当時の戸籍には身分や犯罪歴などが記されており、人権上の問題があるからです。
現在見ることができるのは、明治19年以降に作られた戸籍です。
この戸籍には、江戸末期に生まれたご先祖様が記載されています。

明治時代の戸籍とは?

明治時代に編製された戸籍は、「明治5年式」「明治19年式」「明治31年式」の3種類です。このうち「明治5年式」は、昭和43年以降取得出来なくなりました。
現在取得できる最も古い戸籍は、「明治19年式」です。この戸籍が取れるか、否かでさかのぼれる年代が違ってきます。しかし、この戸籍も保管期限が切れて廃棄されていることがあります。

ご先祖様の戸籍を見つけるには?

現在、市町村役場で自分の戸籍を請求するには、本籍と戸籍の筆頭者の名前が必要になります。
これはご先祖様の戸籍についても同様です。ただし、ご先祖様の本籍や筆頭者の名前を知らない場合は、それらを特定するために、現在の戸籍から順に古い戸籍へとさかのぼらなければなりません。

戸籍調査の方法

明治の戸籍が見つかる割合

明治の戸籍はそのすべてが残っているわけではありません。
中には戦災で焼失したものや役所の保管期限が切れて廃棄されたものがあります。
どれくらいの割合で残っているかというと、2010年度、当店でご依頼頂いた213件のうち、明治の戸籍を取得できたのは196件。割合としては、92%の方が明治の戸籍を取得できたことになります。

江戸末期以前の家系を調査したい方

家系調査の方法

調査は大きく分けると2つ

家系調査の方法まず始めにお伝えしたいのは、家系調査は一度に何百年もさかのぼれるものではない、ということです。
家系調査は大まかに分けると「江戸末期までさかのぼる調査」と「江戸末期以前にさかのぼる調査」の2つに分けられます。
「江戸末期までさかのぼる調査」が戸籍調査です。
「江戸末期以前にさかのぼる調査」は、戸籍調査で判明したご先祖様の名前や住んでいた場所を手がかりに、文献・過去帳・墓石などを探すことがメインとなります。

2つの調査の違い

この2つの調査の違いは、収集する物の所在が分かっているかどうかです。所在がはっきりしている戸籍に比べ、ご先祖様に関係する文献などは所在が分からないことの方が多いのです。
ご先祖様の情報が記載されている文献を推測しながら探すので、調査に時間がかかります。
また、必ずしもご先祖様の文献や資料などがあるとは限りませんので、誰でも確実にさかのぼれる調査とは言えません。
当店でも徹底家系調査として承っておりますが、調査時間や手間がかかるため、料金は42万円からの高額なサービスとなっております。

まずは戸籍を取得するところから

どこまで家系を調査するにしても戸籍を取得することがはじめの一歩となります。
そこで得た情報から江戸末期以前の調査の難易度もある程度分かります。
戸籍調査はほとんどの人が150年~200年前迄さかのぼれますので、まずは戸籍で得られる確かな情報で家系図を作成することをお勧め致します。