


戸籍は明治時代からあった
戸籍は個人に関する証明書です。 「いつどこで生まれたのか、親はだれか、結婚しているか、子供はいるか」などのほか、日本国民であることも証明しています。 あまり知られていませんが、この戸籍というシステムは明治時代に始まりました。
今も残っている明治の戸籍
戸籍が初めて作られたのは明治5年です。しかし、この当時の戸籍には身分や犯罪歴などが記されており、人権上の問題がありました。よって、現在は見ることができません。現在見ることができるのは、明治19年以降に作られた戸籍です。この戸籍によって、江戸末期に生まれたご先祖様が判明します。
ご先祖様の戸籍を探し出すには?
市町村役場で自分の戸籍を請求するには、本籍と戸籍の筆頭者の名前が必要になります。ご先祖様の戸籍も手順は同様です。ただし、ご先祖様の本籍や筆頭者の名前を知らない場合は、それらを特定するために、現在の戸籍から順に古い戸籍へと遡ることになります。
明治の戸籍が見つかる確率
明治の戸籍はそのすべてが残っているわけではありません。中には戦災で焼失したものや役所の保管期限が切れて廃棄されたものもあります。2010年度、当店でご依頼頂いた213件のうち、明治の戸籍を取得できたのは196件です。割合としては、92%の方が明治の戸籍を取得して、家系図を作成したことになります。
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最近、テレビや雑誌など、様々なところで歴史上の人物が注目されています。中でも、坂本龍馬、直江兼続、篤姫など、激動の時代を生きた人物が人気です。混迷した時代を力強く生きる彼らの姿は、生き方の模範として、魅力に満ちています。インターネットでは、彼らの生き方だけにとどまらず、家系にまで興味を持って検索する人が増えました。
家系を図に表した家系図は、古くから家柄を象徴する物として大切に扱われてきました。江戸時代の武士にとって、家系図は今でいう履歴書の役割があったようです。身分の低い武士の中には偽物の家系図を提出する者もいました。そのため、偽家系図業者が繁盛したとも言われています。
現代の家系図は、家柄というよりは、純粋なご先祖様への興味が作成動機となっているようです。時々、「うちはわざわざ調べるような家柄ではない」という人がいます。しかし、私はご先祖様に興味があるなら作らないと損だと思います。なぜなら、戸籍を調べることによって、比較的簡単に幕末生まれのご先祖様を知ることができるからです。
幕末生まれのご先祖様というと、そうです、歴史上の英雄と同時代を生きたご先祖様です。もちろん、戸籍からご先祖様の全てが分かるわけではありません。しかし、少なくともご先祖様の名前とその生きた時代背景を知ることで、歴史上の英雄に引けを取らないご先祖様の姿に思いを馳せることができるはずです。
今よりも生きることが難しかった時代の“我が家の英雄”たちの姿に。






